続々。私のアトピー歴(社会人デビュー)
社会人デビューをして、色めき立つようになりましたw
恋…とかしたいじゃないですか(笑)
で、毎日化粧をしていたのですが、やっぱり肌に合わなかったようで。
このころ、会社やお客さんにもアトピーを言われることが多くなって、
結構ストレスでした。
ぶつぶつはでてないんだけど、どうしても顔が赤い。
お客さんに勧められた皮膚科に通うようになりました。
すごいおじちゃん先生だったんだけど。第一声、
「こりゃひどい!わたしが治してあげる!」
この言葉かなり刺さりました。
正直うれしかったです。
なんて頼もしいんだろう!名医だわ!!
そう思ったものです。
その場で1か月分の飲み薬と大量のステロイド入り軟膏(チューブではなく、ワセリンとまぜてあるもので、中身の名前はわからない)を貰って帰りました。
うれしかったので、1か月間きっちりとお薬を飲んでつけました。
そしたら、すごくきれいになったんです!
やったぁ、きれいになったよせんせい!!
薬を飲み切ったこともあり、もう一度その先生にかかりました。
多分褒めてもらいたかったんだと思います。
先生の言う通りにしたら治ったよ!ありがとうって気持ちで。
そしたら返ってきた言葉は「で、今日はどうしたの?」
「…あ、飲み薬なくなっちゃったんでクダサイ…」
ようやくそれだけ言いました。
まあ先生にすればあたりまえですね。
医者って、治ったらもう行かないですよね。
ということは、患者がもう一度来なければ、先生はその患者は治ったから来ないんだと思いますよね。
そもそも患者のこと一人一人なんて覚えていない方が多いかも。
最初はその先生の力強い言葉に、あ、ついていきたい!って思ったのですが、
結局は同じでした。
薬をやめればすぐにアトピーが出てくる。
薬を塗ればすぐに落ち着く。
もうこういうものなんだと思っていました。
私にできることは、きちんと薬を塗って、症状が爆発しないように気をつける事。
20代はずっとそうして過ごしました。
28歳で出産を経験します。
出産で体質が変わって、アトピーもなくなった!なんて人がいるようですが、
全くそんなことはありませんでした。
飲み薬は使えないから、塗り薬が頼り。
妊娠してからまたここの皮膚科に行ったのですが、
「塗り薬は妊娠中も大丈夫なんですね?」
って一言聞いたら、
「当たり前でしょ、大丈夫に決まってる(怒)」
なぜかすごく不機嫌そうに答えてくれました。(おじちゃんとは違う先生でしたが)
そんなに怒んなくてもいいじゃん。ちょっと聞いただけなのにー。
やっぱりお医者さんって好きになれません。
この第一子(りょうりょう)が2か月で入院してしまいます。
小児科に泊まり込みの日々を過ごしました。
この入院のあいだ、アルコール消毒にやられてしまいました。
手から腕がひどい事になって、かゆくてかゆくて、でも母乳あげてるから薬も飲めなくて…
乳首も切れてかゆくて、乳首に薬は塗れなくて、どうしたらいいかわからなくて泣きました。
ミルクにしちゃえばよかったのかもしれませんが、その時は母乳にこだわっていました。
なんでだろう。
入院中にその病院内の皮膚科でアレルギー検査をしてもらったんですが、
ダニとほこりとスギ花粉に反応がありました。
なんか納得。でもだからってどうすることもできないよねぇ。
とりあえず食物アレルギーはないようでちょっと安心しました。
1か月くらいの入院後、無事退院。
そしたらすぐ後に東日本大震災がきたっけ。
退院後で良かったとしみじみ思いましたね。
私の手はかなりひどいことになっていて、親戚のひとが有名な皮膚科を紹介してくれたので、行ってみました。
初めての女医さん。
さすがに評判のいいところなので、ものすごく混んでいました。
でも、本当に丁寧に全身みてくれました。
そのうえで、腕にはこの薬、手にはこの薬、顔はこの薬、塗る量もこのぐらい、とかなり的確に指示してくれました。
ただねー、おっぱいあげてるっていったら、「そんなのやめちゃいなさい」って言われたの。
結構ショックでした。あたしの頑張りって「そんなの」なのか…
でもここは頑張っておっぱいはあげたいです!ってつっぱりました。
薬は飲めなかったので塗り薬だけ。しばらく頑張りましたが、そんなにきれいになった感じはありませんでした。
先生曰く「薬飲めればもっと良くなるんだけど、しょうがないわね」
はいごもっともです。
ここの皮膚科は遠い事とすごい待ち時間があったので、3回ぐらいしか行きませんでした。
それでもなんとかだましだましアトピーと付き合っていって、
30になって、また例のおじちゃん先生のところに戻りました。
おじちゃん先生はもう年なので、出てくることは少なくなりました。
そしたらここの先生に(妊娠中にかかった先生ですが)
「もう年だから薬も効きにくくなってくるんだよねー」
…なに!?年取ると薬って効かなくなるの!?
そんなの初耳です。
え、じゃあもうほんと一生治らないんだ。
どんどん効かなくなってくるんだ。
年って…( ゚Д゚)ポカーン
もうその医者にかかる気がうせてしまいました。
また違うお医者さんにかかったのですが、そこに土曜日だけ来てる、大学病院の先生にみてもらいました。
一番症状がひどいときに行ったのですが、
「入院するレベルだね」
と言われました。
まぁ、仕事も育児もあったので、入院なんて出来るわけありません。
私は人生初、飲むステロイドを経験しました。
ネオーラル。
恐怖の大王??
先生いわく、最初にぐっと症状を抑えて、きれいにして、あとは塗り薬でコントロールできるようにもっていく、という感じでした。
確かに最初すごく効きました。
あっという間に赤みが減って、きれいな肌がみえてきました。
でも、厳重な管理が必要らしく、定期的に血液検査が必要とか。
血液検査では毎回ふらふらして、病院のベッドにお世話になりました。
薬代もめちゃくちゃ高かったです。今までの薬代とはくらべものにならないくらい。
そして、副作用もでました。
わたしの場合ですが、思考がまとまらなくなるときがありました。
多分最高に飲んでいた時です。
当時、お金を数える仕事をしていたのですが、数が数えられなくなっちゃったんです。
「1,2,3、…??4て数えったっけ?」
怖かったです。
さっさと治して薬をやめたいと思った瞬間でした。
でもきれいになってもなかなか先生のOKが出なくて、自分の感覚ではだらだら何か月も飲んでいました。
ネオーラルの量を少なくするとまたアトピーがでてきます。
無限ループですね。無理ゲー。
ネオーラル一旦終わりにしましょうといわれ、そこからしばらく通いませんでした。
オカネナイシ…
その後は残ったステロイドでごまかしつつ、
ある日、断食ダイエットなるものに出会います。
いままで本格的なダイエットはしたことがありませんでした。
きっかけは、お昼ご飯を食べる時間が苦痛だったこと!
いままでみんなでテレビ見ながらごはん食べていたのが、職場が変わって、交換でお昼に入り、苦手な人とも2人きりでテレビもなし!という環境になったのです。
最初は我慢していたんですが、いやー苦痛で苦痛で(+_+)
お昼を食べたくなくなったので、お昼を抜くことにしたんです。
ちょうどそのころ、インターネットでプチ断食が体にいいという情報み目が留まり、これならいいわけできる!!と思ったのでした。
私がおもにやっているのは酵素ジュース断食です。
意志が弱い(激よわ)ので、何にも食べないとかは無理です。
酵素ジュースは甘いので、お口も満たされ、おなかもすきにくくて、わたしにはどんぴしゃでした。
そこから一日一食にするように努力して今に至ります。
今もまだ実践中です。
実はほとんど完璧にできたことはありません。
いつもお菓子の誘惑に負けてしまう…。フウ
でも効果を実感しています。
お昼抜きを始めてから、ネオーラルでお世話になった皮膚科にステロイドを貰いにいきましたが、先生に「ネオーラル使っていたころに比べてずいぶんましになったねぇ」みたいなことを言われました。
先生にはネオーラルの効果があったように思ったんでしょうね。
でもはっきりいって違います。
ネオーラル使ったあとは怖くて、なかなかそこの皮膚科に行くことができませんでした。
また使えっていわれたらどうしようと考えてしまって。
「薬じゃなくて断食のおかげだよ」と言いたかったですが、言えませんでした。
いまはステロイドを全く使わずにいます。
まだ完治したわけではなく、少し油断するとひどい事になります。
毎日人体実験してるみたいw
でも、皮膚科通いをしていたころよりも確実に良くなっている気がしています。
このまま実験を続けていくつもりです。